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by i4bpa1zo6l

鳩山政権、あす発足半年 内部崩壊の足音 「いつか来た道」(産経新聞)

 鳩山政権は16日、発足から半年を迎える。長く政権の座にあった自民党を引きずり下ろし、清新さでスタートしたが、自民党政権時代とうり二つの「政治とカネ」問題があちこちで露呈。内閣支持率は発足時から半分近くまで落ち込んだ。昨夏の熱狂が冷めてみると、内部崩壊を予感させる軋(きし)んだ音が、官邸から聞こえていた。(船津寛)

 ≪消えた意思疎通≫

 官邸中枢で、ひとつの変化が注目されている。

 3月4日朝、恒例の首相のぶら下がり取材。この日は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題で、平野博文官房長官と米国のルース駐日大使が会談したことが報じられていた。

 記者「これは首相の了承の上での行動でしょうか」

 鳩山由紀夫首相「そうではありません」

 その後の官房長官会見で、今度は平野氏が言い放った。「外で会う人について、いちいち首相にご報告しておりませんから」

 普天間問題は鳩山政権の最重要課題だ。首相は「5月末までに決着させる」と明言。成否は政権の命運を決める。だが、その重要問題で意思疎通がないことを2人が公言し始めた。

 2人の齟齬(そご)はこれだけではなかった。平野氏は3月3日、政府・与党の沖縄基地問題検討委員会を開催しない可能性に言及。「一任をいただいております」と言い切った。

 ところが直後に首相は「平野氏と打ち合わせておりません」。さらに「私はやはり検討委員会はそれなりの時期に開かれてしかるべきではないかと(思う)」と語った。

 経緯を聞いた首相側近の表情は曇った。「平野氏は自分の『権力』を見せつけようとしている。あんなに首相が悩んでいるのに」

 ≪支持率も急落≫

 民主党政権の行方は「いつか来た道」のようだ。

 17年前、鳩山政権と同じく自民党を下野させて誕生した細川政権は、細川護煕首相と武村正義官房長官の関係悪化とともに、内部崩壊した。そして、あの時と同じように今、鳩山政権内でも、一部の閣僚らが「内閣改造」を語り始めた。

 世論も動き始めた。7割近くあった内閣支持率は、2月には42%まで急落。一部調査では3割台も出た。

 背景に、首相への違和感が取りざたされている。

 「恵まれた家庭に育ったから自分自身の資産管理が極めてずさんだった」(11月11日)

 「国民に税金が課されていないと聞いた。日本国民もブルネイに移住したいと考えるだろう」(11月14日、ブルネイ国王に)

 「この世界から足を洗ったら農業をやりたい」(2月21日)

 いずれも首相の奔放な言葉で、麻生太郎前首相の「舌禍」と重なる。田中真紀子元外相は13日のテレビ番組で言った。「一般の生活者感覚からずれた地球人です」

 ≪「小沢問題」再び≫

 民主党の小沢一郎幹事長との関係は、当初から影を落としてきた。もともと2人は近くない。首相は以前、小沢氏を「独裁的」と批判していた。

 40代で自民党幹事長となった小沢氏と、閣僚経験なく首相となった鳩山首相。力関係は明確だ。世論調査では4割近くが「政権のキーマン」を小沢氏と回答。首相を大きく引き離す。世論は最高実力者を小沢氏とみるが、その小沢氏が「政治とカネ」に直面する。

 短命に終わった細川政権にも「小沢問題」があった。「武村氏排除」を求める小沢氏の存在が、細川政権を葬り去った。

 政権発足から半年。首相は、17年前に官房副長官室で聞いていた「崩壊への足音」を、再び聞いているのかもしれない。

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by i4bpa1zo6l | 2010-03-19 06:08